息子は現在は10歳になる。
幼稚園の時から頑張っているけれども、カタカナが書けるけれど、書けない。読めるけれど、読めない。
10歳の今では
「ア」もなんとか書ける。「イ」もなんとか書ける。「ス」もなんとか書ける。
けれども、「アイス」は書けない。読みも同様に、一文字は読めるが単語は読めない。
学校でも、病院でも、指導の場では必ず
カタカナは書けますか?
カタカナが書けないと漢字が書けませんからね。
と言われるが、書けるけど書けない、この様子を「書ける」というべきか、「書けない」というべきか、悩んだこともある。
わからないので、「アイス」の話をして説明していた。
私としては「生活に困難がでるだろうから、書けないし読めない」と判断しているけれども、
頑張って頑張って一文字のカタカナを書けるようになった息子に「できてないよ」とは言えない。
言えないので「あなたはここができていないのよ」とは言わないまま、幼稚園から小学四年生の10歳まで来ている。
「カタカナは書けますか?」の質問の時に息子に席を外させたこともある。
これがいいのか、悪いのかわからない。本当にわからない。
今のところ「困ったら、息子が笑顔になれるほうを選択する」と決めているので、あってはいるけれども、いいのか、悪いのかはわからない。
お医者の先生に同じことを聞かれた時に、「アイス」説明をしたら、息子の学習障害を調べたテスト結果をちらりと見て、納得されていた。
なにか、学術的な呼び方があるのだろうか?
調べても忘れるから調べないけど。
(このテストの結果の時に説明を受けたかもしれないけど覚えていない。「結果をコピーしてください」とお願いをして、断られたことは覚えている)
難しいなぁ。
息子が今日「トまト」と書いた。トが書けてえらい。