眼の動きには
追従性眼球運動(動くものを眼で追う動き)
跳躍性眼球運動(すばやく眼を動かす動き)
両目のチームワークなど
思いのほかにたくさんあった。
アメリカではオプトメトリーという、専門の検眼士さんもいらっしゃるそうだ。
なんとうらやましい。
勢いで「オプトメトリー」「日本」と入れて検索してしまったり、いろいろ調べてしまったが、
ピジョントレーニングのみで読み書き障害が克服できていたとしたら、トム・クルーズさんがやっていただろう。と思いたった。
絶対に眼にいいことだし、絶対に息子の役にたつトレーニングであるけれど、万能薬ではない、とちゃんと頭に入れておかないと。
「ピジョントレーニングをしたら、読むのが楽になるんだって」も、息子には期待を持たせすぎる。
読み書き障害の部分には触れないで、あくまで眼の動きに関しての話をしよう。
「ピジョントレーニングをしたら、眼の動きがスムーズになるし、眼の疲れがとれやすくなるんだって」
「お母さんも目の疲れがとれるようになったよ」
くらいに留めておこう。
こういう時に、治るのではないか、障害がなくなるんではないか、と心のどこかで求めているんだなぁと思う。
思ってしまうのは仕方ない。仕方ないということにしておく。
障害がなくなるんではないか、と期待してしまい、期待したことを、そのたびに後悔していたら、疲れてしまう。
期待してしまうのは仕方ない、で区切っておけば、後悔しない分だけ疲れない。
疲れないの大事。
しかし、どうなんだろう?
息子の読み書き障害はわりと重いらしいので、ピジョントレーニングは万能薬にはならないが、「文字を書くのがちょっと苦手」くらいの軽い子には効果的になる場合もありそうな気がする。
今、気が付いたけれど「文字を書くのがちょっと苦手」は、学生時代の私だ。
私はかなりの悪筆持ちで、特徴のあるくせ字しか書けなくて、よく書き間違いをしていた。そういえばそうだった。今でもくせ字だ。
私もやればいい。書き字の結果はどうあれ、目の疲れはとれる。眼球の動きはスムーズになる。