息子の体調

ビジョントレーニング その3

眼の動きには

追従性眼球運動(動くものを眼で追う動き)

跳躍性眼球運動(すばやく眼を動かす動き)

両目のチームワークなど

思いのほかにたくさんあった。

アメリカではオプトメトリーという、専門の検眼士さんもいらっしゃるそうだ。

なんとうらやましい。

勢いで「オプトメトリー」「日本」と入れて検索してしまったり、いろいろ調べてしまったが、

ピジョントレーニングのみで読み書き障害が克服できていたとしたら、トム・クルーズさんがやっていただろう。と思いたった。

絶対に眼にいいことだし、絶対に息子の役にたつトレーニングであるけれど、万能薬ではない、とちゃんと頭に入れておかないと。

「ピジョントレーニングをしたら、読むのが楽になるんだって」も、息子には期待を持たせすぎる。

読み書き障害の部分には触れないで、あくまで眼の動きに関しての話をしよう。

「ピジョントレーニングをしたら、眼の動きがスムーズになるし、眼の疲れがとれやすくなるんだって」

「お母さんも目の疲れがとれるようになったよ」

くらいに留めておこう。

こういう時に、治るのではないか、障害がなくなるんではないか、と心のどこかで求めているんだなぁと思う。

思ってしまうのは仕方ない。仕方ないということにしておく。

障害がなくなるんではないか、と期待してしまい、期待したことを、そのたびに後悔していたら、疲れてしまう。

期待してしまうのは仕方ない、で区切っておけば、後悔しない分だけ疲れない。

疲れないの大事。

しかし、どうなんだろう?

息子の読み書き障害はわりと重いらしいので、ピジョントレーニングは万能薬にはならないが、「文字を書くのがちょっと苦手」くらいの軽い子には効果的になる場合もありそうな気がする。

今、気が付いたけれど「文字を書くのがちょっと苦手」は、学生時代の私だ。

私はかなりの悪筆持ちで、特徴のあるくせ字しか書けなくて、よく書き間違いをしていた。そういえばそうだった。今でもくせ字だ。

私もやればいい。書き字の結果はどうあれ、目の疲れはとれる。眼球の動きはスムーズになる。