小学四年生の時の漢字基礎力テストは「漢字の読み問題だけのテスト」だった。
このテストでは70点台がとれて、再テストで80点台がとれた。
私はこの「漢字の読み問題だけのテスト」が、学校のよる合理的配慮だと思い込んでいた。
小学五年生の漢字基礎力テストで、他の子と同じ通常問題が出たときに、慌ててしまった。
四年生の時は宿題のプリントから、読み問題になっていたから、五年生の宿題のプリントで書き問題があることに
あれ?と思い、子供に
「どうして、みんなと同じ問題なのかな?」
と、聞いてみても
「わかんない」
としか返ってこない。
個人面談があったので、質問してみると
「四年生の時の通級の先生からの提案で読みだけのテストになっていた。学校で決めたことではないので、申し送られてもいない。五年生の通級の先生から提案はなかったので、通常のテスト問題の宿題と漢字基礎力テストになっていた」
と、いうことらしい。
質問をつなぎ合わせて得た答えなので、心配なところもあるけれど、おおむねこういうことだった。
あぁ、学校の合理的配慮ではなかったのか、と、思った。
四年生の通級の先生は、他の学校へ赴任されていた。もう、話も、質問も、できない。
五年生の通級の先生は
「今の段階で、漢字を書く機会をうばってしまうと、これからどんどんと書く機会がなくなっていく。パソコンやタブレットに頼るからこそ、今のうちに漢字に触れていたほうがいい」
という考えがあったそうだ。
この提案もわかる。言ってることは、わかる。
ただ、息子に合った勉強法が見つかっていない。
プリントを何枚やらせようが、何十回と漢字練習をやろうが、息子は漢字を書けない。
頑張りが実らない。
宿題プリントで、あれだけ頑張ったのに、テストで一問も書けなかった。
現在、テストに出てくる漢字=習った漢字を読めるように練習をしている。
学校に、息子に合った勉強法はないのかな。
ないのだろうな。
探さないと。みつけないと。