グリシーとレミングスに夢中の息子に
「このテレビはお話がないからね、お話があるテレビを見ようね」と説明した。
聞き分けのいい子なので、すぐに「お話のあるテレビ」を探し始めた。
リモコン操作はとっくにマスターしていた。教えてないのに。むしろ隠していたのに。
「これ!これ見ていい?」と、聞いてきたのが
「ライアン・トイズレビュー」だった。
男の子のライアン君が公園で遊び、おもちゃで遊び、撮影している(おそらくは)親御さんをニッコリと振り返る。
いいんじゃないかな、問題はなさそう。
「いいよ」と答えると、そのまま見始めた。英語のまま。
「日本語で動画があるんじゃないかな?」と探すと
「さっきのがいい!」と主張する。
ライアン君と出会った息子は、英語に夢中な「英語期」に入った。
当時の私は、息子が英語を音楽のように聴いているんだと思っていた。