息子の学習障害

私立学校相談会 その2 小五の夏休み

私立学校相談会で

「学習障害があり、読み書き障害があります」

「合理的配慮はどのようになっていますか?」

この質問の回答は

「合理的配慮として、教科書やテストの文字を拡大する」

「テストの解答欄を広げる」

が、三つの高校であった。他の合理的配慮がある学校はなかった。

そもそも、合理的配慮の経験がまったくない学校もあった。

息子は、字を拡大しても読めるようになるわけではないので、その旨を伝えると

「そのような生徒さんが在籍していたことはないので、他の合理的配慮はない」

を、柔らかく言い方をかえて、答えられた。

私立学校相談会で、うちのような学習障害の質問のほうが、かなり珍しいだろうとは思っていたが、

担当の教員の方では答えられずに、教頭先生や学年主任といったベテランの先生がでていらっしゃって

「いままで、そのような生徒さんに会ったことがない」

と、言われた。

ご迷惑をかけてしまったなぁ、と思う一方で

「限局性学習障害のディスレクシアって、考えているよりもたくさんいるって話だけれど、学校の先生方は会ったことないっていうなぁ」

と、考えていた。

小学校も同じで、教頭先生からも校長先生からも「会ったことがない」と言われていた。

小学校も私立校も、昔からある学校で生徒数が多い学校だったけれども、

読み書き障害の子たちは、合理的配慮のない中で普通の授業をうけていたんだろうな。

普通の子に紛れて、見つからなかったのだろう。