まだまだ、心もとないし、足りないところもあるけれど
ここに来て、急に字の読み書き量が増えた。
「どうしよう…、力が足りない…」と、あせる気持ちが、ちょっと和らいだので、学習の補助に使ったものを書く。
力が足りないのに学習の補助道具の話をしても、説得力ないな、と思って、一応は書いたけど消したこともあった。
息子は、学校にフリクションペンと、フリクションペン用の消しゴムであるフリクションイレーザーを持っていっている。
鉛筆だと、
筆圧が弱い。
線の太さが均一にならない。
間違えたときの消しゴムも不器用さで上手にかけられない。
書き直しで消しゴムのカスが大量に出る。
鉛筆の芯がすぐに折れる。
書き間違いが多いので鉛筆の芯がすぐになくなる。
書き直しでノートがよれる。
と、「書こうとすると失敗して、むかむかして、キーっとなって、ノートや教科書をビリビリに破りたい気持ち」になってしまうそうだ。
フリクションペンにしたところで、字が書けるようになったわけではないが
ノートに記入する時の嫌な気持ちは、軽減されるそうだ。
消しゴムのカスが出ないことも、たいへん気が楽になったらしい。良かった。
もっと、低学年の時から持たせられたらよかったのだけれど、まだ限局性学習障害の診断はおりていなかったし、
本人も「みんなと同じ鉛筆で頑張る」と言っていた。
黒板のカメラ撮影に慣れたころに
宿題の記入をフリクションペンで行い、その旨を連絡帳で学校にも説明した。
ここで、クラスメイトのみんなから、何も言われなかったことで安心したらしい。
「学校に持っていこうかな」
と、自分から言い出したので
「とりあえず、試しに持っていって、何かあったら鉛筆に戻せばいいよ」
「ただ、見せびらかしはいけないよ、見せびらかしたら嫌な気持ちにさせて、持っていくのダメになるかもしれない、そうしたら困るのは自分だよ」
と、連絡帳に記入の上に持たせたら、特に何もなかったらしく、そのままフリクションペンを使っている。
フリクションペンを初めて持っていった日の、帰って来た時に
「おかえり、フリクションペンはどうだった?」
と、すぐに聞くくらいには心配していたが、本人はきょとんとして
「あ~大丈夫だった」
と、本当に何もなかったから、そんなこと忘れていたと言わんばかりに、さらっと答えた。
何もなかったのだから、それでよし。
フリクションペンはホームセンターで買った。替え芯も買えた。
フリクションイレーザーはしばらくたってから、100均で見つけた。ホームセンターや文房具屋では、なぜかみつからなかった。
今書いていて気付いたけれど、フリクションイレーザーは100均でしか見つからなかったのだから、いくつか買いだめしておかないと買えなくなるかもしれない。
フリクションイレーザーやフリクションペンの消しゴム部分は、使うと減っていく。
メモ フリクションイレーザーをいくつか買っておく。