息子の学習障害

小五の八月 夏休み

小五の漢字が書けないまま、夏休みに入った。

できたら、できたら、字の練習をさせよう

と、思ってはいたが、私の予想をこえて、字の苦手が前に出てきた。

わかってはいたが、本当に書けないし、書けたはずの字も書けなくなる。

それでも、読める字は増えてきたし、夏休みの宿題は自分で頑張っている。

自分で「工作する」「今日は絵の日」と、始めやすい宿題からやっつけている。

夏休み前に、あまりカリカリとしないほうがいい、

夏休みは、勉強ばかりの休みではない、リラックスさせてください、

と、先生からやんわりと注意された。

それでも「少しは字の練習をさせないと」と、思ってはいた。

苦手でしかない、できないことの、勉強をさせるのは大変で、

努力がまったく実らない努力は、本人にも辛さしかない。

工夫がみつからない。やり方がみつからない。

途方にくれたが、

夏休み期間に「勉強の話は一切なし!遊ぼう!」の日をつくったので、また何か考えようという気持ちになれた。