息子の学習障害

私立学校相談会 その3 小五の夏休み

私立学校相談会で、質問をした。

「学習障害があり、読み書き障害があります」

「テストで答えをひらがなで記入した場合の点数はどうなりますか?」

「ノートやレポートなどをパソコンで提出で単位はとれますか?」

この質問の答えは、どこも同じだった。

「テストのひらがなの解答は点になりません。解答があっていたとしても部分点もつきません」

「ノートや課題のパソコンの提出は単位はとれません」

とのことだった。

高校だしなぁと思った。

ある中高一貫校での先生は、前にも同じような質問があったのか?

きっぱりと断ってきた。

「うちでは卒業できません。公立へ行かせてください。そのほうがいいですよ」

と、言われた。

この中高一貫校には、大学もあり、大学で教育学部も児童心理学もあったので、

「先生を教育する大学の付属中高一貫校なら、学習障害に理解があるのでは?」

と、勝手に期待していたのだけれど、

教育方針として、手書きのレポートを重視しているため、レポート提出についていけない子は辞めていくとのことだった。

この先生からは、

「あと五年たっても、うちの学校は変わりません」

と、念を押された。

他の学校では

「合理的配慮の存在は知っているが、他の生徒さんから見たらひいきになるので、点や単位を出したことはない」

と、言うところが一番多かった。

「入試では、別室対応をして問題を読み上げます、マークシートなので大丈夫ですよ」

と、いう学校でも

「テストで、ひらがなの解答では点にならない」

と、返事がきた。

テストが毎回、マークシートなら良かったのに。

うちの息子がもし通うことになったら、確実に起こる問題を質問しているだけだったのだけれど、

入試にちゃんと合理的配慮がありますよ、大丈夫ですよ、と言ってくれた学校に

「通常のテストの合理的配慮はどのようなものですか?」

と、詰めて質問していると、教員の方々が困ってしまっていた。

合理的配慮を利用して、入試に受かって、

入学できても、卒業できない。